2008年7月29日火曜日
7月29日:今日も真剣に
● しっかり抱いているプラバー
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7月29日:今日も真剣に
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昨日はこの冬で最も寒い日となり、最低気温は数度でした。
こういう日をここでは「チリ」といいます。
チリとは唐辛子のことです。
唐辛子ならホットで辛い、ということから非常に「熱い」ことを連想してしまいますが、ここでは逆に「ビリビリするほど寒い」ということで唐辛子を使っています。
処かわると、感覚表現もかわるのでしょう。
Wikipedia によれば繁殖期は冬至の後とあります。
その寒い時に卵を産み、あたためる習性をもっているのがプラバーということになります。
でも確かに、地面に穴をほっただけの無防備な巣だと、寒いときの方がはるかに安全であるかもしれません。
それに1週間かけて産むということは、はじめの卵と最後の卵では1週間の差があることになります。
そして、産む行為を主しているこの1週間は、あまり抱きません。
極言すると、最初の卵は1週間もの間、放りっぱなしにされているのと同じである。
日中の日射しの強いこの地方では、時期的に1週間も放っておかれたら、卵は死んでしまうでしょう。
そういうことを考えてみると、冬しかないのかな、とも思えてきます。
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