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8月09日:今日も嫌がらせをする
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オリンピックのオープニングをビデオで見た。
すごい、半端じゃない。
まさに大国中国。
威信をかけたセレモニーだということが、その熱の入れ方でうかがえる。
あそこまですご過ぎると、独裁国家に対する恐怖が出てくる。
ユトリというか、遊びというか、80点くらいで失敗があって面白いという、そういう楽しみ方がなくなる。
直立不動の規律正しい観戦の仕方が必要になってきて、ちょっと肩が凝る。
でも、見事なものだった。
最後の「聖火点灯」のセレモニーは、演出として高得点を上げるわけにはゆかない。
あれはお粗末。
全体に空中を飛ぶ芸は、つまらなかった。
実際の競技場で見ると、立体感が出ていてよかった、ということもありうるので、判断はできないかもしれない。
それ以外は、10点中9点以上であろう。
入場行進は特に日本とオーストラリアを見た。
日本はまあまあ。
オーストラリアは「豊かな田舎かっぺ人」だ。
誰もがビデオカメラやモービルフォンをぶらさげて、キャーキャー騒いでいる。
世界の「いなかっぺ大将」、そんな言葉がよく似合う入場である。
「垢抜ける」というのがない。
なにしろ「悩みがない、という悩みに悩んでいる国民」である。
「深刻さ」が最も似合わないのだから「イナカッペ」でも通じる。
珍しい国民ともいえるが、それはそれで、しごく面白い。
その2つ後ろが最後の地元中国なので、中国の引き立て役という役回りでそういう順にしたのかもしれないと、下衆の勘ぐりをしたりしている。
えらく大掛かりでやるよな、というのが実感としての感想。
「たかがオリンピック」じゃないか、と思うのだが。
「されどオリンピック」なのであろう。
これで、中国も「井の中のカワズ」から、外に出られればと思うのだが。
パンドラの箱を開けてしまったか、それとも。
今日も嫌がらせをやった。
でも効果があるのは最初のうちだけ。
そのうち、なにやってんだ、とバカにされて反応しなくなる。
やっている本人がむなしくなってくる。
ヤロウ、パンを引っさらいながら、襲ってくるとは何事だ。
明日で温め始めて2週間になるのだが、どうなっている。
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