2008年8月10日日曜日
8月10日:卵が3つに減っている、そして2個に
● 3個になってしまった卵
8月10日:卵が3つに減っている、そして2個に
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朝方、見にいったら卵が3つに減っている。
はじめは孵化したのかな、と思った。
が、そうではないらしい。
周辺にらしいヒヨコはいないし、もし孵化したとするならカラが残っていていいはずである。
でも写真でみれば分かるように、きれいにカラのカケラもない。
まさか、ヒヨコが孵化したら、親はその殻をすべて後を濁さないように食べてしまうという習性があるというわけでもないだろう。
そんな話、聞いたことはない。
鳥の孵化の知識はまるでないのでなんともいえないが。
ということは、他の動物にもっていかれたということになる。
ヘビ、鳥、犬猫など考えられるが、ここにはあの卵を丸呑みできるヘビはいないように思う。
小さなヘビは見たことがあるが、あの大きさではムリだろう。
鳥はどうだろう。
イーグルならヨダレカケを掴んで飛べるほどの力がある。
卵1個ほどは軽いもんだ。
でも昨今は見かけていない。
その場で食べずに、足に掴んであの卵を運べるほどのパワーのある鳥は、ほかには見当たらない。
なら、そのヨダレカケはどうか。
つぶして、ムシャムシャ喰ってしまうのではなかろうか。
とすれば、カラが散乱していてもいいはずである。
しかし、その前にまずヨダレカケが、あの人間さえビビルほどのプラバーの威嚇に勝てるとは思えない。
犬猫ならどうか。
犬ならふんわりを卵を噛んで、潰さないように持っていく芸当はできそうである。
猫はどうか。
これにはそういう能力はないと思う。
「ドロボー猫」といわれるように、猫には抜き足差し足はあっても、モノを捉えたときの動作は意地汚い。
まずカラを壊してしまうだろうと思う。
とすれば庭に入ってきた犬だが、そこまでして果たして卵を運ぶだろうか。
その場で食べても別に不思議はない。
犬はドロボー動作はまずしない。
もし、卵を欲しいとなれば悠然とそこで食べ始めるか、ジャレはじめるであろう。
もしかしたら、ポッサムか。
最近、みかけなくなったがいなくなった、とはいえないかもしれない。
コアラはどうだ。
庭でコアラを見たことはないが。
ポッサムやコアラとかの、卵みたいなものに対する行動についてはまるで知らない。
いろいろ考えているが、これだろうと断言できるようは卵の消えた理由はみつからない。
温めはじめてちょうど2週間たった。
動きがあってもいい時期に入っている。
ドラマが続きそうだ。
飽きてきたところなので、いい按配である。
だが、毎夜1個づつ卵がなくなっていったら、面白くない。
憎たらしい鳥だが、それでは可哀想である。
やはり2羽くらいは孵って欲しいものであるが。
● 3個になってしまった卵
8月10日:夕方
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夕方、思いついてテストをしてみた。
写真のように、卵のまわりにパンをちぎっておいた。
プラバーは私が近づいたことで、離れている。
● 卵のまわりにパンをおく
さあ、どうなるだろうと見ていた。
臭いをかいでか、雑木林にいたアイビスが上がってきた。
卵に近づこうとした。
途端に、離れていたプラバーが急襲した。
● アイビスを攻撃するプラバー
アイビスは隣に逃げた。
写真はアイビスにプラバーが仕掛けたところであるが、二羽が重なったためよく分からない写真となってしまった。
だが、しばらくして、またそろそろとやってきた。
卵にはまだまだ遠くなのだが、目障りだとばかりプラバーが再度威嚇をした。
これでは仕方がないと、アイビスは川の向こうに飛び去っていった。
次にこのパン、どうなるのだろうと続けて見ていた。
マグパイあたりが盗みに入るかと思っていた。
が、その動作はまるでしない。
そろそろと近づいてきたプラバーがとって逃げた。
その繰り返しで、最後はすべてプラバーのエサになってしまった。
● そろそろ近づくプラバー
● パンが消えた卵
なんていうことはない、プラバーにエサを運んだだけの結果であった。
8月10日:夜
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夜の9時半頃である。
プラバーが騒ぎ始めた。
もしかしてとおもい、懐中電灯とカメラを手にして見にいった。
案の定である。
卵は2つになっている。
やられた。
● 2個になってしまった卵
家のものが小動物の唸り声のようなものをかすかに聞いたような気もする、という。
トカゲ類のヨダレカケはうならない。
ということは、ポッサムか猫か。
予想されたことだが、隣のシャム猫の可能性が高い。
孵化してからヒヨコになってから襲ってくると思っていた。
すでに2週間たっているので、卵の中は固形化して、生まれる寸前のヒヨコになっている可能性は高い。
もしかしたら、それを狙ってきたのかもしれない。
このままいけば、今夜中にも卵はすべて消えてなくなるだろう。
一夜一個としても、明後日の夜にはなくなる。
危険を感じたら、温めることを放棄する可能性も大きい。
可哀想だがしかたがない。
もし、明日巣がカラになっていたら、あるいはプラバーが温めることをやめていなくなっていたら、このシリーズも終了となる。
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