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7月31日:Spur-Winged Plover
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今日も変わらず、じっくりと卵を温めている。
ガラーが一羽、エサ台にいた。
そこえタテガミ鳩がとりついた。
ガラーは鳩を追い出しにかかった。
そこをプラバーが急襲した。
この二羽の鳥は、ビックリ仰天で逃げ出した。
そのときのガラーの飛び方は見事だった。
本当に直角ではないかというほどのカーブを何回も切って飛んだ。
それも相当なスピードでである。
穏やかな鳥と見ていただけに、この動きのダイナミックさには驚嘆した。
こういうこともできる鳥なのである。
実際はこの鳥たちを襲ったのではない。
私がテラスにいたので、後ろから私とエサ台の間を鳴き声と共に威嚇で通り抜けたのである。
私の方に間隔をとった分、エサ台ぎりぎりで通り抜けたために、二羽の鳥に突然の恐慌を巻き起こしてしまったというわけである。
いろいろと、面白い現象を引き起こしてくれる鳥である。
ウエブサイトから。
日付は昨日です。
『
★ ムーンダンス日記
http://diary.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/ohira/?Y=2008&M=7&D=30
2008/07/30(水) 寒い~!
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この冬の最低気温が、またまた更新されました。
今朝の最低気温は4.7度!
朝は7時に起きるのですが、今朝はさすがに寒かったです。
でも最高気温は19度。
朝が寒かったので、寝室のブラインドを全開にして日光がめいっぱい入るようにしていたら、昼頃には暑すぎるくらいでした。
<略>
今日の写真は、先日自宅前で見かけたSpur-Winged Plover(プラバー)の雛2羽。
遠くから撮影したので、かなり小さめですが…。
最近、野鳥の写真ばかりアップしていますが、私が特に野鳥好き、と言うわけではありません。
この所あまり外出をしていないので、話題が自宅周辺に限られているだけなんです。
先に向こう側へ渡ってしまった母鳥の後を追って、道路に飛び出したプラバの雛を、車で轢きそうになってしまいました。
子育て中のプラバーはとても凶暴で、雛に近づく人や動物には、鋭い蹴爪で襲いかかってくるのですが、車には全く無頓着。
』
この日記は2004年11月から始まっていますので4年近く書き続けられています。
プラバーについてもいろいろ載っており、参考になりましたので、読みやすいようにリストしておきます。
『
1]:2005/09/26(月) Spur-Winged Plover
http://diary.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/ohira/?Y=2005&M=9
2]:2006/08/17(木) 野鳥観察
http://diary.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/ohira/?Y=2006&M=8
3]:2007/03/21(水) プラバーのカップル
http://diary.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/ohira/?Y=2007&M=3
』
これによりますと「Spur-Winged Plover」とあります。
「Spur」とは拍車あるいは蹴爪ということですが、それが「翼の先端」についており、これで人や犬などを引っ掛けて怪我させることもあるそうです。
絶対に襲うことはない、と確信していましたが、これはちょっと危険になります。
通り抜け際に羽根先で「ピシー」っとやられ、頬から血がたらたら、といったこともありうるということのようです。
気をつけねば、いけなくなりました。
転ばぬ先の用心ということになります。
でもそう言われると、ぜひとも一度やられてみたいもんだ、という気になってきますが。
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2008年7月31日木曜日
2008年7月30日水曜日
7月30日:イヤなヤツ、プラバー
● 襲いくるプラバー
<クリックすると大きくなります>
7月30日:「イヤなヤツ、プラバー」
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気温は底を打ったように思えます。
日中の気温は上がり、日射しも強く、ポカポカと暖かいです。
ここ10日間とは別世界のように感じられます。
このままそれが続いていくのか、あるいはいくらかのゆり戻しがあってからか。
どちらにしても、明後日からは8月ですので、暖かさに向かっていることは間違いありません。
テラスに出ると、卵を温めていたメスはスッツと立ち、「キキキー」とわめいて逃げていきます。
「嫌味なヤツだ」と思っています。
そういう行動をとるならば、何も人の庭先に、それも家の中から丸見えの場所に、人の動き回るところに巣など作ることもあるまいに。
こちらは、そのため芝刈りや庭作業を見あわせてやっているのだ。
「イヤなヤツ、プラバー」
テラスにいるのに威嚇をかけてきます。
正面を向いているときは、遠くであるいは高くで威嚇します。
これは単なる遠吠えに過ぎません。
ところが、目を逸らすと後ろから頭の高さで、甲高い声ですり抜けていきます。
これを繰り返し、繰り返しやる。
前からは穏便に、後ろから近距離で執拗にやる。
こうもやられると、分かってはいるが本当にイライラがつのってくる。
でも下手に、動こうものなら相手の術中にはまるだけ。
まずは「無視」。
「お前の威嚇など効かない」ということを、常に示すようにしている。
てなことは、私が勝手に思っているだけ。
鳥は刷り込まれた本性でやっているだけ。
別に反省もしなければ、学習もしない。
襲ってくるプラバーを撮りたいと思っていろいろやってみた。
モーションをかけて襲わせているが、きわどく襲ってくるのは後ろからで、前からは遠い。
敷地の関係で北側から襲ってくる。
南半球なので、そちらが太陽側である。
よって昼間は撮れない。
夕方の陽の沈むころを狙ってやったのだが、コンパクトデジカメではこんなところかなという写真。
鳥の詳細はゼロ、イメージだけ。
ヒヨコが孵れば私の代わりに、隣のお金持ちのゴーマンなシャムネコが動き始める。
これは強敵。
あちらは容赦してこない。
情けなどかけない。
このバトルで、どこまで生き延びられるであろうか。
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2008年7月29日火曜日
7月29日:今日も真剣に
● しっかり抱いているプラバー
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7月29日:今日も真剣に
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昨日はこの冬で最も寒い日となり、最低気温は数度でした。
こういう日をここでは「チリ」といいます。
チリとは唐辛子のことです。
唐辛子ならホットで辛い、ということから非常に「熱い」ことを連想してしまいますが、ここでは逆に「ビリビリするほど寒い」ということで唐辛子を使っています。
処かわると、感覚表現もかわるのでしょう。
Wikipedia によれば繁殖期は冬至の後とあります。
その寒い時に卵を産み、あたためる習性をもっているのがプラバーということになります。
でも確かに、地面に穴をほっただけの無防備な巣だと、寒いときの方がはるかに安全であるかもしれません。
それに1週間かけて産むということは、はじめの卵と最後の卵では1週間の差があることになります。
そして、産む行為を主しているこの1週間は、あまり抱きません。
極言すると、最初の卵は1週間もの間、放りっぱなしにされているのと同じである。
日中の日射しの強いこの地方では、時期的に1週間も放っておかれたら、卵は死んでしまうでしょう。
そういうことを考えてみると、冬しかないのかな、とも思えてきます。
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2008年7月28日月曜日
7月28日:マグパイ対プラバー
● マグパイ対プラバー
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7月28日:マグパイ対プラバー
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プラバーは真剣に抱いている。
ちょっと離れたスキをみはからって見にいった。
卵は4個である。
途端に、オスメス2羽の急襲が始まった。
相当、神経質になっている。
これまでは、頭上で威嚇していた。
だが、今日はそうではない。
目線に近い位置、だいたい背の高さほどの低さで、遠くから突っ込んでくる。
1m半くらいのところで急旋回する。
だいたい120度から130度くらいである。
まあ、UFOでもない限り、直角旋回はできないだろうが。
これは非常にいらだたしい。
絶対に「プラバーは襲わない」という確信をもっていても、もしかしたらなんらかの都合で襲われるかな、といったグ゙にも付かない不安な気分になるほどである。
プラバーが飛び立つと、スキをみてマグパイが襲う。
プラバーが逃げる、マグパイが追う。
これは、相変わらずおもしろい。
餌場では、いつもプラバーがマグパイを追い払っている。
どうもその仕返しのようだ。
怨念をこめた復讐のように感じる。
「ネバーギブアップ マグパイ」だ。
この二鳥、どうも後ろを見せたほうが弱い。
後ろに着かれた方が、負けになり、逃げ出す。
私が引き上げてから、メスは10分もしないうちに卵に戻り、再び抱き始める。
昨日までは、小一時間くらいしないと抱きにはもどらなかったのだが。
ここまで真剣ということは、抱きに専念しており、もう卵は産まないということなのだろう。
また、私が出ていくとメスは逃げるだけで、決して襲撃に参加しなかったのだが、今日は2羽で襲ってきている。
メスも産み終わって身が軽くなり、襲撃に加われるようになったということか。
まとめると、4個の卵を、一日おきに1週間かけて産み終えた、ということになる。
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2008年7月27日日曜日
7月27日:卵が4つになった
● 4つになった卵
<クリックすると大きくなります>
7月27日:卵が4つになった
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朝、見てみると、マジメに卵を抱いている。
産むことから、孵化させるための抱くことへ、作業の主力が移ったようであるが。
親鳥が離れたスキを見て見に行った。
どうでしてどうして。
卵が4つに増えている。
3個で打ち止めだと思ったのだが。
ということは、1週間かけて4個の卵を順々に産んでいったことになる。
とすると、1週間かけて順々にヒナが孵っていくのであろうか。
それとも暖めて一気に孵すことになるのであろうか。
一番最初に産んだ卵は、結構長く、ほっぽらかしの状態にあったのだが、孵るのであろうか。
分かるようにマーキングしておけばよかった。
ちょっと、先が見えなかった。
はじめてのこととでどうなるか、楽しみである。
卵を産むことは、これで終わりだろう。
あとは孵化させることに専念しないといけない。
● 4つになった卵
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2008年7月26日土曜日
7月26日:昨日と変わらず
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7月26日:昨日と変わらず
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卵は3個。
どうもこれで打ち止めのようだ。
今日は結構抱いていた。
ときどき、疲れるのか、卵をほっといて何処かにいってしまう。
といっても雑木林の中にはいて、ちゃんと卵を見張っており、気配があるとすっ飛んでくる。
またときたま、マグパイが低空で卵の頭上を通過することがある。
このときは、飛び立ったプラバーが追いかけまわす。
これは空中バトルになる。
枝に止まったマグパイが息を入れ替えて、今度はプラバーを追いかける。
しかし、卵を守らねばならないという使命をもつプラバーの方が優位である。
すぐに体勢を立て直して、マグパイを追う。
そのせいか、ここ2,3日、あの何処にでも顔を出してくるウルさいマグパイが家に寄って来なくなった。
また、先日のプラバーとアイビスのいがみ合いにビックリしたのか、その後、カルガモは姿を見せなくなってしまった。
もう一つの常連客であるコカツーは変わらずやってきは、エサを催促する。
やらないと、いつものように網戸のネットを食いちぎる。
ガラーが卵のテリトリーに入ってくると、すかさずプラバーが突っかかっていく。
ガラーはやさしい。
カリスマ的な鳥であるが、闘争を好まないようである。
すぐにそこを離れていく。
ちなみに、ロリキートの数は半減した。
やはり、これも影響であろう。
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7月26日:昨日と変わらず
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卵は3個。
どうもこれで打ち止めのようだ。
今日は結構抱いていた。
ときどき、疲れるのか、卵をほっといて何処かにいってしまう。
といっても雑木林の中にはいて、ちゃんと卵を見張っており、気配があるとすっ飛んでくる。
またときたま、マグパイが低空で卵の頭上を通過することがある。
このときは、飛び立ったプラバーが追いかけまわす。
これは空中バトルになる。
枝に止まったマグパイが息を入れ替えて、今度はプラバーを追いかける。
しかし、卵を守らねばならないという使命をもつプラバーの方が優位である。
すぐに体勢を立て直して、マグパイを追う。
そのせいか、ここ2,3日、あの何処にでも顔を出してくるウルさいマグパイが家に寄って来なくなった。
また、先日のプラバーとアイビスのいがみ合いにビックリしたのか、その後、カルガモは姿を見せなくなってしまった。
もう一つの常連客であるコカツーは変わらずやってきは、エサを催促する。
やらないと、いつものように網戸のネットを食いちぎる。
ガラーが卵のテリトリーに入ってくると、すかさずプラバーが突っかかっていく。
ガラーはやさしい。
カリスマ的な鳥であるが、闘争を好まないようである。
すぐにそこを離れていく。
ちなみに、ロリキートの数は半減した。
やはり、これも影響であろう。
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2008年7月25日金曜日
7月25日:卵が3つになった
● 3つになった卵
<クリックすると大きくなります>
7月25日:卵が3つになった
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ということは、この鳥、一日、あるいは一日おきくらいに一個づつ産んでいくことになる。
どうも、いっぺんに3個産む、ということではないらしい。
では、何個産むのだろうか。
4個とすると、明日あたりもう一個増えていることになるが。
4個までだろう。
5個は産まないと思う。
というのは、以前に4羽のヒヨコを見たことはあったが、5羽は記憶にない。
● 4個になるだろうか、それとも今回は3個だろうか。
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2008年7月24日木曜日
7月24日:卵が2つになった
● 卵が2個になっていた
<クリックすると大きくなります>
7月24日:卵が2つになった
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昨夜から、強い雨を伴うお天気模様。
巣は地面に穴を掘ったもの。
ということは、水浸しになる。
それでもヒヨコにかえるのであろうか。
雨模様で不審な闖入者がないためであろうか、卵を抱いている。
● 卵を抱いているプラバー
遠くレンガの手前、目印のためにレンガを巣から1m先に置いてあります。
家の中からガラス越しに撮っています。
コンパクトデジカメに写るほどに、近くに卵を産んだということ。
傘をさして調べにいった。
オー、卵が2個に増えている。
どうも昨日、産んだらしい。
見にいくと当然、メスは抱くのをやめて、巣から離れる。
闖入者がいなくなると、すぐに抱き直すと思うのが、普通の考えであろうが、そういう行動はしない。
それからまた抱かなくなる。
昨日は、天気がよかったせいか、闖入者に備えてか、一日中抱かなかった。
今、卵は雨に打たれている。
強い雨なら、穴に水が溜まりはじめるだろう。
水が引いたとしても、じくじくと冷たいだろう。
なにしろ、ここは真冬だ。
特に今日は11度と、すこぶる寒い日である。
地面に穴を掘って巣を作るということは、そういう環境にあっても、育つということなのだろうと思うのだが。
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2008年7月23日水曜日
7月23日:遠くから観察していただけ
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7月23日:遠くから観察していただけ
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朝から一日、といっても半日であるが、観察していたが、この鳥、卵を抱かない。
メスが卵の近辺をうろうろしており、オスはさらに遠くをうろうろしている。
敵とみなされるものが進入してくると、オスは威嚇行動にはいる。
それだけ。
私がテラスに出ていくとオスは「キキキー」とないて、威嚇行動の準備に入るようである。
あまり、刺激したくもないので、今日は見に行っていない。
よって卵は1つであるか、あるいは増えたかはわからない。
半日見ていたが、メスは一回として卵を抱いていない。
これで、卵がかえるのであろうか。
まさか、これはダミーの卵で、違う場所に数個産んでいるということはないだろうな。
どうだろう。
そのようには思えないのだが。
もしダミーなら、夜になると本当の卵の方へいってしまうのではないかと思って、卵あたりに向かってテラスから懐中電灯を照らしてみた。
静かだった庭に一瞬「キキー」という鳴き声が響いた。
ということは「居る」ということである。
もしかして、昼は抱かないが、夜抱くということであろうか。
でも、そんないい加減なことで卵が孵化するものであろうか。
まあ、孵るか否か、しばらく経てばわかることである。
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7月23日:遠くから観察していただけ
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朝から一日、といっても半日であるが、観察していたが、この鳥、卵を抱かない。
メスが卵の近辺をうろうろしており、オスはさらに遠くをうろうろしている。
敵とみなされるものが進入してくると、オスは威嚇行動にはいる。
それだけ。
私がテラスに出ていくとオスは「キキキー」とないて、威嚇行動の準備に入るようである。
あまり、刺激したくもないので、今日は見に行っていない。
よって卵は1つであるか、あるいは増えたかはわからない。
半日見ていたが、メスは一回として卵を抱いていない。
これで、卵がかえるのであろうか。
まさか、これはダミーの卵で、違う場所に数個産んでいるということはないだろうな。
どうだろう。
そのようには思えないのだが。
もしダミーなら、夜になると本当の卵の方へいってしまうのではないかと思って、卵あたりに向かってテラスから懐中電灯を照らしてみた。
静かだった庭に一瞬「キキー」という鳴き声が響いた。
ということは「居る」ということである。
もしかして、昼は抱かないが、夜抱くということであろうか。
でも、そんないい加減なことで卵が孵化するものであろうか。
まあ、孵るか否か、しばらく経てばわかることである。
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2008年7月22日火曜日
7月22日:プラバーの卵を計測する
● プラバーの卵を計測する:まずは重さ:40g
<クリックすると大きくなります>
7月22日:プラバーの卵を計測する
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卵はいまだ一個である。
どうも見ている限りでは、ほとんど抱いていない。
ということは、この卵死んでいるのだろうか。
それとも「水鳥:アクア・バード」だから、さほど温めなくてもいいのだろうか。
残念ながら知識は持ち合わせていない。
データをとってみることにした。
卵が動かないように真ん中を切り取ったスポンジを用意し、それを秤におく。
簡易ノギスとメモ帳をもって、現場へ行く。
といってもテラスからちょうど11m。
というよりたった「11m」です。
● テラスの先端から卵までの距離をメジャーで計測する
● 卵の上あたりに赤い数字が見えますが「11」とあります。
「11m」ということになります。
次は重さです。
最初の写真でみるように「40g」です。
そして長さと幅をノギスで計る。
● 卵の長さ、5cm。
● 卵の幅、3.5cm。
当然のことながら、頭上でツガイが「キーキー」と鳴いて、うるさく威嚇する。
しかし、完全に無視する。
威嚇が効かないことが分かったのか、今度は近くまでよってきて鳴き叫ぶ。
卵をとって秤にかけたり、ノギスで計ったりで、それを見ていて「やめてくれー」と騒いでいるのかもしれない。
こちらにとっては逆に好都合で、普段では絶対に撮れない写真を撮らしてもらうことができた。
● 鳴き叫ぶプラバー
ところでこの鳥、近くでみると気味悪いです。
「MASKED LAPWING:マスクド・ラップウイング」という名称ですが、この「マスク」というのが特徴で、実際近くでみると、土製の黄色い、まるでセンスの欠けているマスクを顔に貼り付けたような感じがします。
もし捕まえたら、この仮面がどのように顔に引っ付いているのか、引っ剥がして、その素顔を見たいと思うような感じ。
仮に威嚇の恐ろしさがなくても、このマスク装備では決して愛される鳥にはならないツラである。
一度みて「気持ちワル」と思ったら、決して二度と再びそばに寄ろうとは思わない、そういう印象を持つ。
どう転んでも、遠くでみている鳥である。
● プラバー近景
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【Top Page】
● プラバーの卵
★ 7月21日:大変だ、プラバーが卵を産んでしまった
★ 7月22日:プラバーの卵を計測する
★ 7月23日:遠くから観察していただけ
★ 7月24日:卵が2つになった
★ 7月25日:卵が3つになった
★ 7月26日:昨日と変わらず
★ 7月27日:卵が4つになった
★ 7月28日:マグパイ対プラバー
★ 7月29日:今日も真剣に
★ 7月30日:イヤなヤツ、プラバー
★ 7月31日:Spur-Winged Plover
★ 8月01日:「びびる」ことはない
★ 8月02日:ウッドダックとプラバー
★ 8月03日:なぜ、庭先に卵を産むのだろう
★ 8月04日:プラバー対ハニーイーター
★ 8月05日:プラバーとピーウイー
★ 8月06日:だんだん飽きてきた
★ 8月07日:マイナーのヒヨコは歩く
★ 8月08日:プラバーに嫌がらせをする
★ 8月09日:今日も嫌がらせをする
★ 8月10日:卵が3つに減っている、そして2個に
★ 8月11日:そしてまた3個に
★ 8月12日:放棄したのではないだろうか
★ 8月13日:マグパイにやられた
★ 8月14日:終わり
【 Return 】
【〇〇〇】
■ Australia 情報
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2008年7月21日月曜日
7月21日:大変だ、プラバーが
● プラバーの卵
7月21日:大変だ、プラバーが卵を産んでしまった
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
いつものように、カルガモ(ブラック・ダック)にパンをちぎってやっていた。
まわりには、マイナー、ロリキート、マグパイ、タテガミ鳩、そしてコカツー。
遠くにプラバーのツガイ。
そこへ、アイビスがやってきた。
突然、このアイビスに猛然とツガイの一羽のプラバーがつっかかっていった。
「キキキー」と腹のそこからひねり出すようなすさまじい鳴き声である。
繰り返し、繰り返し、アイビス攻撃をする。
我が家の庭はこのプラバーの鳴き声で騒然となった。
プラバーの威嚇を、その長いクチバシでアイビスが振り払おうとする。
この壮絶さに、あのガッツキ鳥のカルガモが、度肝を抜かれたように食べるのをやめて見入っている。
威嚇合戦はすごい。
プラバーはアイビスめがけて、低空飛行で突っ込んでいく。
アイビスはそれをクチバシで突っつこうとする。
プラバーが降りてきた。
タイマンでにらみあう。
雌雄決戦である。
プラバーはアイビスの半分ほどの大きさ。
そのハンデにもめげずに、引かない。
その突貫精神たるや、見事なもの。
アイビスが羽根を一杯に広げて突っ込む。
プラバーはちょっと下がって、すぐに体勢を入れ替えてアイビスに飛びかかる。
ぶつかる寸前で戻す。
動きは、ちいさい分、プラバーのほうがすばやい。
すばらしいバトルだ。
カメラに収めたいところだが。
しばし、呆然と見入ってしまった。
先日からプラバーが庭に穴を掘っていた。
いやな予感がしてした。
ここで卵を産むのではないかという予感である。
このところ、天候が安定しないので、芝刈りをサボっていた。
そこで、応急処置でその穴の上にレンガをおいた。
バトルの後、見に行ってみた。
やはりである。
レンガから、少し離れたところに新しい穴を作って、産んでしまった。
下の写真を見てください。
レンガがおいてあるのが、最初の穴の位置。
足で踏み固めて、レンガを置いた。
プラバーのヤツ、そこから数mほど離れたところに、また穴を掘ってしまった。
してやられた。
写真左の灰色っぽい部分の穴、ここに卵があるのですが、ちょっと見にくいです。
● 掘られた穴をレンガでふさいだのだが、やられてしまった。
デジカメをもっていき撮ってみた。
プラバーの威嚇相手は今度は私になっている。
うるさかろうと、迫ってこようと、絶対に襲ってこないという確信があるので、気にもならない。
今日は1個である。
昨日はなかった卵である。
今日、産んだのであろう
あと何個産むのだろうか。
通常なら数個である。
できれば、出ていってもらいたいのだが。
何しろ、カラス、マグパイ、アイビス、プラバーは「4大嫌われ鳥」なのです。
しかし、なんでこんなに「人目のつくところ」に卵なんぞを産む。
普通なら、見えないところに産むのが当然だろうが。
コイツの神経はどうなっている。
卵をつぶしてもいいのだが、そこまで嫌うほど非人情ではない。
威嚇はすさまじいが、決して襲ってくることはない。
そのうち、この卵、他の動物のエサになって消えてしまうということもありうる。
明日にはなくなっているかもしれない。
それが、動物の生存法則。
生きるとは、甘くはない。
さほどここがいい環境とは思えない。
まして、見え見えの場所だ。
「温かい目で成長を見守ってあげよう」
なんてことはさらさら考えない。
「迷惑なこと」
それだけ。
いつまで続くか、いつまで「生き延びられるか」
生き延びられている間、話のネタで公開していきましょう。
明日で終了ということもありますので、あらかじめ。
● プラバーの卵1個:7月21日
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